題材例(応援団支部

題材例作って楽しく使おう


 

題材について

 5年生では、1学期に「針と糸を使ってみよう」という題材において手縫いの基礎を学びながら、調理実習において使用するための布巾作りをしている。自分で作った布巾を使って調理実習をした後に、感想を聞くと「縫い目が大きかったので、糸に引っかかることがあって使いにくいところがあった」「縫い目が大きかったので、糸にひっかかることがあって使いにくいところがあった」「縫い目が細かいほうが丈夫だった」「名前が縫い取ってあったので、自分の物がすぐわかってよかった」などの意見があげられ、作って使うことが、児童のよい気づきを引き出すことがわかった。また、布を作って生活に役立つ物を作ることは、楽しいけれども「手縫いが難しい」「時間がとてもかかる」などの意見が児童から多く出てきた。

 そこで、本題材では布で生活に役立つものを作るにあたって10月に予定されている自然体験スクールで使うことを想定してバック作りをし、丈夫にバックを作るためにミシンを活用することにした。ミシンという道具を使うことで、児童の中に多く見られた「手縫いが難しい」「時間がとてもかかる」といった抵抗感を取り除き、興味を持って取り組めるのではないかと考えた。

 また、夏休み前に本題材の学習をスタートさせ、どんなバックを作りたいか計画を立てておくことで、児童は夏休み中に材料を用意しておくことができるとし、教師側は児童が作ろうとしているバックの種類を知ることができると考えた。それにより、タイプ別に試作品や作り方の手順を示した資料を用意することが容易となり、様々なタイプのバックを作る児童を支援することができると考えた。

 本題材で、児童の多くは初めてミシンを操作することになるので、一人一人が必ずミシンの準備をし、操作ができるようになるように配慮しながら、準備に時間をとられて作業に時間が短くなることがないようにしたい。そこで、ミシンを利用する際の約束を工夫し、「早く、きれいに、丈夫に縫える」というミシンのよさを知り、これからも生活の中で積極的に使っていけるようにしていきたい。


 

各種データ    題材の目標    学習計画

          展開例1  展開例2  展開例3

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