(1)廃材を利用した教材開発

本題材では、木材資源の利用と役割、木質材料について学習した後、集成材を作り板材での箱の製作と、角材の廃材によるミニ折りたたみイス(花台)を製作する。

板材の廃材は、主に1年次に使用した木材加工での板材の余りを利用する。始めに、丸のこ盤を用い板材を縦引きし、同程度の物をそろえ貼り合わせる。

接着剤は酢酸ビニル樹脂エマルジョンを用い、はたがねで締めて固定する。集成板材がそろったら、設計をし以下の手順で製作する。

A 集成材を作って箱を作ろう。

@集成材の作成

A設計

B切断

C組立

Dやすりがけ(ベルトサンダー)

E切断(本体とふた)



Fやすりがけ

G塗装

H金具取り付け



 B 角材を使って、ミニ折りたたみイスを作ろう。

ミニ折りたたみイスでは、今までの選択授業での折りたたみイスの余った材料や、杉材(垂木)を用いる。垂木材では、自動鉋盤で鉋をかけ厚さ、幅をそろえる。

材料が準備できたら、設計をし以下の手順で製作する。

@ 木取り→ A 設計→ B けがき→ C 部品加工(・穴開け・R加工・ねじ切断)→   D 組立→(・接着・仮組立・座板)→ E やすりがけ→ F 塗装