8. 製作上の留意点

〇座板のけがき

・厚紙で型紙を作っておくと、天板へのけがきがやりやすい。
・ダボ穴をボ−ル盤であける都合上、座板の上面にけがきをする。

〇脚のけがき

・脚の開きの角度は5〜8度くらいにする。(この題材は6度で製作)
・上部と下部の形を変えていくとデザイン的にも見栄えがする。
・けひきを使用すると正確なけがきができる。
・上下の切断のけがきには、薄板を6度に切った治具を使用すると便利である。

〇座板と脚のダボ穴あけ

・治具を正確にセットすれば、ダボの中心のけがきは省略することもできる。
・三角ツ−ルの場合は、60度に切断後にダボの穴あけを行う。
・ダボの直径24mmに対して、23.5mmの木工ショ−トビットを取りつけるとよい。
・木工ショ−トビットは先三角の物を使用する。(巻き上げられないため)

〇座板の切断
・三角ツ−ルの場合は、治具の関係で60度を正確に切断する。
〇脚のかんながけ
・木工万力に固定してもよいが、専用のかんな台を自作すると能率があがる。
〇ダボのクサビ溝の加工

・座板の木目方向を考えてクサビ溝の加工をする。
・クサビの溝はある程度深く加工しておくと、組立時に脚が入れやすい。

〇組立
・脚の6度の傾斜が座板に合うように組み立て、クサビを打ち込む。

〇ダボの切断

・座板に紙をひくか、あさりを無くしたのこぎりで切断するとキズがつかない。
・切断の時、座板をおさえる手を傷つけないように木片等をあてがう。

〇塗装
・素地調整をていねいに行い、オイルやウレタンニス等で仕上げる。

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