第43回関東甲信越地区中学校技術・家庭科研究大会 千葉大会

第2分科会「技術とものづくりU」   


会場:佐倉市立佐倉東中学校

1.公開授業の様子
 ・本時の題材 「作品の構想を考えよう」
 ・授業の概要
    課題設定後、担当教師やGTから実物の作品やアイデ
  アスケッチ、設計の仕方の説明を受け、GTから体験談を
  聞き、構想する上で実験ボードや題材見本等の参考資料
  を基にイメージをワークシートに記入し、構想のイメージ化、
  構想を図に表現していった。

2.授業研究・提案発表

 ・授業者の反省(佐倉市立佐倉東中学校 工藤 富士雄教諭)
    GTの活用により構想の仕方が参考となり、生徒の意欲が高まった。資料の準備をすることにより、
  イメージを持って構想することができた。
   自己評価カードやワークシートの活用がすべてできなかったが自分の課題設定ができると共に振り
  返ることができた。

 ・提案・発表(成田市立成田中学校 渡邉 浩教諭)
    生徒のアンケートから、ものづくりへの興味関心の高さと「環境にやさしい」を意識し、研究に取り組んだ。
  「生きる力」を育むために、エネルギー変換の学習を通して目指す生徒像に迫るべく3つの仮説をたて、
  研究を進めた。

   @題材を開発し、学習を進めることにより、エネルギー変換の基礎・基本が身につくであろう。
   A技術とものづくり(1)〜(4)と(5)の段階的計画的に指導することにより、目的にあった
     作品を自ら意欲的に製作する力を育むことができるであろう。
   Bワークシートを工夫し学習活動を振り返ることにより、主体的な学習が行われるであろう。


3.提案発表・研究協議

 提案発表

・提案@長野県 松本 英知 先生「自ら課題を持ち、進んで追究していくエネルギー変換の学習」
     自ら主体的に学習を進められ、自己実現を目指すという考えが「生きる力」につながると考え、
    主体的に取り組めるようになるための指導をすればよいと考えた。

・提案A東京都  平松 功治 先生
   実践的・体験的なエネルギー変換の学習をとおして「確かな学力」を身に付ける指導と評価の
  工夫をテーマとし、「確かな学力」を「機器を安全・適切に使用し、むだなくエネルギーを利用する
  ことができる能力や態度」と捉えた。 また、「目指す生徒像」を明確にした。

・研究協議
  ・1年生の題材について
 ・GTの活用について
 ・環境を考えたエネルギー変換について


・指導助言

村澤 資憲 先生(長野県教育委員会松本教育事務所 教育支援主事)
  前時・本時・次時と問題解決的学習について、しっかりとした流れで行われている。授業の設計の
段階で既習事項が生かされている。

相京 貢 先生(千葉県教育庁北総教育事務所 指導主事)
  @3年間を見通した計画をたてる。卒業時にどのような力が身につくかが大切である。
   1年時には基礎を身につける必要がある。基礎基本の洗い出しがしっかり行われているかが
   大切である
  A評価 目標にあった評価の工夫をし、評価基準を計画とともに組み込む事が大切(ワークシート
   などの活用)であり、ここから評定へどう生かすかをこれからも検討。
  B題材の開発 将来的に自分に関わってくる生活の部分を見直せるものが良い。生活に役立つ 
   作品作りを行ってほしい。

板倉 嘉哉 先生(千葉大学教育学部 助教授)
  ・エネルギー変換の共通キーワード 生活技術→技術リテラシー
  ・千葉県の題材、教具、実験盤が興味があった。しかし、使用方法の明確化を。
  ・GT(ゲストティーチャー)有効である。
  ・基礎・基本を本科で取り扱う責務は大きい。そのために小・中・高・大・地域との連携が
   重要である。