技術・家庭科学習指導案 |
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1.題材名 |
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よりよい食生活 |
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2.題材について |
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(1)題材観 |
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健康な日常生活を営むためのもっとも基本的な条件には、調和のとれた食物の摂取が |
あげられる。生命の維持と健康、活動、成長などに影響を及ぼす食物の摂取は、栄養素 |
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の正しい摂取に支えられていかなければならない。 |
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現在の食生活の状況は、様々な食品が満ちあふれ、何にでも手に入りやすくなってい |
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る。また、加工食品やファーストフードなどの外食産業が発達し、「飽食の時代」の様相を |
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呈している。しかし、一方では、味の画一化や疾患を生み出す原因にもなっている。 |
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中学生は、からだの成長が生涯を通して最も著しく、活発に運動する時期である。とか |
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く、食欲にまかせ、常に嗜好や工夫を満たすだけの食事をしがちある。そこで、中学生に |
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必要な栄養や食品の性質について、その特徴や選択の仕方を知り、中学生の食事を計 |
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画的に整える能力を養うことは、生涯健康的な日常生活を営むために必要となってくる。 |
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すでに生徒達は、栄養や食品、献立や調理など食生活に関する基本的な知識と技術 |
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を身につける学習を行ってきている。そこで、食物領域のまとめとして、これまで学習して |
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きたことをもとに、生涯を通して健康的な生活を送るためには何をしたらよいかを考えさせ |
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いきたい。 |
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(2)生徒の実態 |
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このクラスは、男子21名、女子19名で構成されている。男女ともに比較的落ち着いて |
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学習に取り組める生徒が多い。反面、積極的に学習に参加しようとする生徒が少ない。 |
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生徒たちは、中学生ということもあり、食生活を家族にまかっきりの生徒が多い中、 |
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「調理するのは自分ではない」という考えがでないよう配慮しながら、家族に提案したり、 |
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自分が実践できることを考えさせていきたい。 |
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また、健康的な生活をするために、食事は大切なものであると考えながらも、現在の |
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食生活に何の疑問も抱いていない生徒が多い。また、一方で加工食品や清涼飲料水 |
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を摂取する頻度も高い。よりよい食生活を、自分で築いていくために何ができるのかを |
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いろいろな角度から考えさせ、自分たちにできることから実践しようとする意欲や態度 |
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育てたい。 |
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(3)研究テーマとの関連 |
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本年度の研究テーマは、 |
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「成就感を味わわせるための効果的な指導法のあり方」 |
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・・・・・個性を生かし、意欲的に取り組む生徒の育成・・・・・です。 |
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好みや手軽さを重視した安易な食生活をしている生徒たちが多い中では、自らの食 |
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生活を振り返り、課題を見つけ改善していこうとする力が必要である。 |
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また、食べることに関心の薄い生徒が少しずつ増えてきており、これまでのような展 |
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開では意欲が引き出しにくいように思われる。 |
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このような現状をふまえ、 |
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