研究会の概要

研究会名

福井県中学校技術・家庭科研究会

研究主題

『学びを生かし、よりよい社会を構築するための実践力の育成』
~学校・家庭・地域がつながる学習活動を通して~

主題設定の理由

現在、少子高齢化による生産年齢人口の減少、グローバル化の進展、異常気象による災害の増加など、社会は急速に変化しています。さらに、人工知能をはじめとするデジタル技術の発展は、私たちの生活だけでなく、学校教育の在り方にも大きな変化をもたらしています。先の見通しを立てることが難しい時代を生きる子どもたちには、自ら課題を見いだし、主体的に学び、他者と協働しながら解決していく力が求められています。

そのためには、知識や技能を身に付けるだけでなく、学んだことを基に考え、判断し、自分の考えを表現する力をバランスよく育てることが大切です。自ら学び、自ら考えながら身に付けた力は、これからの社会を切り拓くための資質・能力につながります。

本県では、研究の中心となる「実践力」について、長年にわたり研究を重ねてきました。本研究では、実践力を、「授業で得た学びを実生活に生かし、未来を切り拓く資質・能力へと高めていく力」と、「正解が一つではない課題に対して、さまざまな条件を踏まえ、何度も見直しながらよりよい解決を目指す態度」であると捉えています。

この実践力を育てるために、実生活の中で感じた疑問から課題を設定し、解決方法を考えて計画し、実際に取り組む学習を大切にします。さらに、実践した結果や他者からの意見を基に自分の考えを見直し、よりよいものへと改善しながら、次の学びにつなげていきます。このような学びの過程を繰り返し、探究的に学習を積み重ねることで、実践力を高めることができると考え、本研究主題を設定しました。

また、社会に開かれた教育課程を実現するためには、学校だけで学びを完結させるのではなく、家庭や地域と連携しながら学習活動をつくることが重要です。学校・家庭・地域が互いにつながり、それぞれの場で得た学びを行き来させることで、子どもたちの学びはより実践的で深いものになります。この考えを表すものとして、研究副題を設定しました。