令和5年度の研究について                 

研究主題

 よりよい生活の実現や持続可能な社会の構築に向けて、生活を工夫し創造する資質・能
力の育成~問題解決的な学習の取組を通して~

     

主題設定の理由

 近年、グローバル化や少子高齢化、第4次産業革命といわれる人工知能(AI)や自動制御の技術の進歩など、子どもたちを取り巻く社会は、大きく変化している。また、地球温暖化をはじめとする地球環境の変化や新型コロナウイルスの感染拡大など、人類が未だかつて経験したことのない様々な問題に直面している。このような予測困難で大きな変化をし続ける社会を逞しく生き抜くためには、社会の変化に主体的に対応し、直面する様々な問題を解決する資質・能力を身につけることが必要不可欠である。令和3年度より全面実施となった学習指導要領では、よりよい生活の実現や持続可能な社会の構築に向けて、生活を工夫し創造する資質・能力の育成を目指すことが示された。これを受け、本県の実態把握を行った結果、教員の多くが「生徒の問題発見、課題設定、課題解決の力」を育む必要性があると感じているが、実施率、内容ともに十分ではないという実態が明らかとなった。以上のことより、本研究会では、基礎的・基本的な知識及び技能を活用し、社会の変化に主体的に対応するために必要な、生活を工夫し創造する資質・能力を育むことを目指し、研究主題を「よりよい生活の実現や持続可能な社会の構築に向けて、生活を工夫し創造する資質・能力の育成~問題解決的な学習の取組を通して~」と設定した。